Google+は終了です。
以下のようなメールが届きました。
おそらく、大勢の方に届いていると思います。
このメールは、一般ユーザー(個人)の Google+ アカウントをお持ちの方、または Google+ ページの管理者の方にお送りしています。
2018 年 12 月に発表いたしましたとおり、使用率が低いことと、お客様のご期待に添うサービスの維持が困難であることから、一般ユーザー向け Google+ の提供を 2019 年 4 月に終了させていただくこととなりました。これまで Google+ をご利用いただいた皆様にお礼申し上げるとともに、写真やその他のコンテンツのダウンロード方法など、今後の対応方法についてお伝えいたします。
4 月 2 日をもちまして、お客様の Google+ アカウントとお客様が作成したすべての Google+ ページのサービス提供を終了し、一般ユーザー向け Google+ アカウントのコンテンツの削除を開始いたします。Google+ のアルバム アーカイブ内の写真や動画、Google+ ページも削除されます。つきましては、3 月末までにコンテンツのダウンロードと保存を行っていただきますようお願い申し上げます。Google フォトにバックアップされている写真や動画は削除されません。
一般ユーザー向け Google+ アカウント、Google+ ページ、アルバム アーカイブからコンテンツを削除する処理には数か月かかります。その間はコンテンツが残っている場合があります。たとえば、アクティビティ ログで Google+ アカウントの一部を参照できる場合があります。また、一般ユーザー向け Google+ の一部のコンテンツは、データが削除されるまで引き続き G Suite ユーザーに表示される場合があります。
2 月 4 日以降、Google+ のプロフィール、ページ、コミュニティ、イベントの新規作成はできなくなります。
サービス終了に関する詳細や最新情報につきましては、よくある質問をご覧ください。
おっしゃるとおり、私も使いませんでした。
いちおう、アカウントは作ったのですがほとんど使っていません。
私の場合、もともとSNSはほとんど使っていません。
なぜなら、私のビジネスがSNSで効果が出ないからです。
もちろん、積極的に活用していないから、効果が出ないと言う可能性もあります。
とは言え、Facebook、Twitter、LINE、YouTube、Google+、Instagramと片手に余るほどあります。私は、ホームページ、ブログ、メルマガを積極的に活用しています。
これ以上は時間が足りなくなるので、何かよほどのことがないとやらないでしょう。
Googleは、そごい会社だし好きな企業ですが、全てが上手く行くわけではないと言うことです。
私はGoogleが合同会社と知って、自分の会社も合同会社にしました。
忙しいけど「フェルメール」
行ってきました。
色々、仕事が詰まっているから半分諦めていましたが、やはり「観たい」。
こんなに纏めて観ることができるのは珍しいから、このチャンスは逃したくない。
そう思って、観に行きました。
フェルメールが私的な瞬間を捉えた人物像は、どれも魅力的です。
周囲に地図や海図を広げてその意味に想像を巡らす地理学者でも、リュートを調弦しながら窓の外を見つめる若い女も、絵を観るとこちらが、「何を考えているんだろう」と思ってしまう人が多いはずです。
有名な「青いターバンの少女」でも、自分の世界に深く入り込み、その雰囲気は謎めき、意味づけも曖味です。
フェルメールは、どのように絵を構成したか?
どのように画面にあれほど明るい光を射し込ませたか?
あれほど明るい黄色やブルーを作り出したのはなぜか?
どうやって、あれほど繊細な質感の表現を実現したか?
など分からないことは多いのですが、フェルメールが制作を行った歴史的な時代背景を考えてみることは重要です。
フェルメールは、ほぼ同じ時代の画家、レンブラントとも大きく異なる画風です。
私はどちらも好きです。
しかし、ルーベンスはそれほど好きではありません。
2月3日まで開催しています。
可能であればぜひどうぞ。
お勧めします。
一桁間違えていませんか?
大好きな動画
今テレビ業界の脅威は何と言ってもユーチューブです。
私も、テレビは全く見ませんが、ナショナルジオグラフィックの動画はよく見ます。
オオカミって、足は遅いし、ネコ科の猛獣のような爪がないから、狩りは苦労しているようです。
明けてしまいましたが、あけましておめでとうございます。
あっという間に8日です。
正月中は、ずっと仕事でしたからあまり関係無いのですが、まあ、毎度のことです。
今年は、合同会社ワークシフトの1年目。
何としても、黒字で終らせるつもりです。
仕事はしていましたが、やはり時間的余裕があったので、少し厚めの本をじっくり読みました。昨年12月に購入したのですが手が付けられなかった本です。
ドーキンスの新著としては、2007年の「神は妄想である」以来だと思います。
とは言え、書き下ろした本ではありません。様々な雑誌などで発表された記事を纏めた本と言って良いでしょう。まあエッセイ集です。
やはり、「盲目の時計職人」や「悪魔に仕える牧師」のような迫力はありません。
でも、ドーキンスの考え方が分る良い本です。
ざっくり500ページ強の本ですが、難しいことは書いていませんからスラスラ読めると思います。進化論に興味がある方はぜひ読んだ方が良いと思います。
この本の中で
「血縁淘汰に関する12の誤解」は、何時ものドーキンス節。
巷にある、俗説をこれでもかとバッサリ切っています。
28ページ分ですがここだけでも読む価値はあります。
他、ポピュリズムへの反論や、宗教と科学など読み応え満点ですから、2,916円は大変お買い得と言えます。
今週中に何とかもう少し詳細にご紹介したいと思います。
2018年総括・振り返り
総括って、「左翼用語」なのかと思っていたらそうでもないようです。
総括=個々のものを一つにまとめること。全体を見渡して、まとめをすること」
日本国語大辞典によれば、1700年代に使われているようですね。日本だとざっくり吉宗の頃と考えれば良いと思います。
今年は、色々ありました。
仕事の方では、会社員を辞めて4年。契約社員も止めて2年目。
個人事業主として完全に独立です。
自分で営業する以外に定期収入は全くありません。
私は、ランサーズとか、クラウドワークスとか、ココナラのようなクラウド・ソーシングを提供するサービス(仕事依頼サイト)を一切使いません。
(チラシや名刺の制作を頼んだことはあります)
独立・開業するなら自分で仕事を取るべきだと思っているからです。
集客・営業と言う、「コア」部分を人に任せてしまうのでは、結局「下請け」になってしまうのでは? と思っています。
もちろん、クラウド・ソーシングサービスを積極的に使って、さっさと稼ぐのもありだと思います。その辺は、その人の考え方です。
まあ、取りあえず副業時代からインターネット1本で集客・営業してきました。
2017年秋頃から企業のコンサルティングが受注できるようになりました。2018年は、半年以上の契約を合計6カ所受注しています。いずれも工場なので比較的遠距離です。
現在継続中は3カ所、年明け2月から4カ所になると思います。
技術士試験対策講座の方は、まあ順調です。一人で対応できる限界を超えていますから、私以外の講師が4名います。新著『技術士試験:合格者たちの勉強法』は1月末か2月初旬に出ますから、これも宣伝になると思います。31年度の試験に対応した勉強法を解説しました。
平成25年に5,6人の受講生から始めて、30年度は100名突破、31年度はどれくらいまで伸びるでしょうか? これまで一度も減ったことがないので少し怖いです。
ちなみに、一人で対応できるのは70名ぐらいです。と言っても、30%の方は課題を送ってきません。
今年の2月から始めたホームページ制作は、結局14件の受注でした(1件35万)。まあ、上手く行った方でしょう。来年からは講座形式にして、作り方をお伝えします。これが上手く行くかどうか? まあとにかくやってみましょう。
今年の失敗は、小説です。
初の長編小説は、予選落ちでした。これは、現在作戦を考え中です。来年再び挑戦します。現在、小説のアイディアは3本。その他、今回書き上げたSFをリライトすることも考えています。別に小説家で食べて行くのではありません。そもそも、小説家では、よほどの著名作家にならなければ年収が低すぎてやっていけません。現在の日本には、100件ぐらいの小説新人賞があります。(ネットだけの賞も含めて)つまり、毎年、100名の新人賞受賞作家が生まれます。
100名の新人賞受賞作家のうち、3年後にも作家でいられるのは10名以下です。
起業家になるより厳しい世界です。
新人作家より、コンビニの深夜バイトの方が高収入です。
私にとって、2018年最大の「事件」は2つです。
長女が大学に入って、家を出たこと。通学では2時間以上掛かるので、学生会館に下宿しました。正月は帰ってくるようです。
それと、12月3日に法人『合同会社ワークシフト』を設立できたこと。
と言っても、社員は私だけです。個人事業主と変わりません。
まあ、こちらもどうなるか分りませんが、努力します。
人生とは自分を見つけることではない。人生とは自分を創ることである。
Life isn’t about finding yourself. Life is about creating yourself.
今度は集英社の「小説すばる新人賞」に応募します
今年最大の失敗は、小説が上手く行かなかったことです。
新潮社の日本ファンタジーノベル大賞ダメデした。
でも、今度は集英社の小説すばる新人賞に応募します。(3月31日締め切り)
これとは、別に「小説家志望」と言う小説も書いています。
その一部、小説家志望の主人公、宮川浩成が、自分の子供にドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟を説明するシーン。
(これを書くためにこの歳で「カラマーゾフの兄弟」を読み返した努力を知って欲しい。皆さんには、何の関係もありませんが。)
「お父さん、この漫画のストーリー、ちょっと聞いてくれる?」
なんだ、漫画か。内心、浩成は思った。小説の方に興味を示してくれれば、と思わなくはないが、せっかく娘が話してくれるのだから、
「分かった、聞くよ」
と、頷いた。
「ええとね、北欧神話をベースにしてみたの。悪魔の兄と、天使の弟っていう2人が登場人物の主軸でね、でも神様と悪魔は戦っていて、兄弟も争いあってるんだけど、悪魔である兄はずっと争いに右往左往して悩む人間たちのことを思ってるの。一方でね、天使である弟はずっと神様が正しいと思っていて、それで、ええと」
言葉に詰まった真理香が、はあ、と肩で大きくため息をついた。
「こういうストーリーにしたいんだけど、キャラクターだけがうろうろしてる感じで、全然話がつながらないわけ」
「カラマーゾフの兄弟って知っているかい?」
「なにそれ?」
「あ、聞いたことある。授業でやったかも。でもカラマーゾフの兄弟ってやつは、読んだことないな」
アイディアが書かれたノートを借りて、浩成は説明を始めた。
かいつまんで言えば、ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟とは「神と自由を問うストーリー」だ。1人の大金持ちの父親と、その4人の息子たちが中心となる。父親がある日殺され、大金が消え去り、いったい誰が殺したのかというのが、非常に大まかなあらすじだということを、まず浩成は真理香に説明した。
さらにそれぞれの登場人物のかかわりを、簡単にノートに書いていく。ロシアらしい長い名前を、すらすらと書いていく浩成に、真理香は驚いた。話を聞いていて興味を持ったのは、長女の愛香である。
「私も聞きたい」
そう言った愛香に驚きつつ、浩成はうなずいた。娘たちを部屋に招き入れ、簡単に書いた登場人物の相関図を見せて、尋ねる。
「ここまでの説明は?」
「うん、分かる。でも神様の話じゃないみたい、あらすじだけ聞くと、それミステリーだよ」
愛香が言うと、浩成はうなずいた。
「そのとおり。平たく言えばミステリーだ、最初だけ読んでいくと、父親と仲が悪い長男が明らかに怪しいし、物語の登場人物もそう考えてしまう。だけど実は、真犯人は……この人だ」
簡単に描かれた登場人物同士の相関図、そこにつけられた丸に、真理香は目を見開いた。
「ええ、うっそ、この人?」
「そうだ、驚くだろう? ここが面白いところだ。でも、結局、罰せられるのは長男だ。長男はしかも、何も抵抗せずに犯罪者として捕まってしまう。だれも彼の無実を信じなかったし、真実を知るものが本当のことを言っても、誰もそれを正しいとは思わなかった。もしも神が実在するのなら、この真実が明るみに出ているのに、罪を持つものが法的に正しく罰せられることはなく、命を自ら断つことを選択した。ではそもそも、罪は法的に罰せられれば許されるのか? どう思う」
「む、難しいよ……」
床で頭を抱えだした真理香に、浩成はそうだな、と続ける。
「真理香の言う世界では、神様が正しいものが正しいのだろう? でも人間には被害が出ていて、悪魔という一見すると悪そうな立場が人間を心配している。そこに焦点を当ててみよう。人間達は天使である弟を信じたい、でも本当に救ってくれるのは悪魔である兄だと分かるが、それは神様的には正しくないから人間たちは罰せられてしまうんだ。それで『天使である弟を信じておけばよかった』と、救われたのに後悔する。ハッピーエンドじゃないが、こんな終わり方もあるってことだ」
「はぁ、うーん」
真理香は納得しているような、しないような表情を浮かべた。
この小説家になりたい、主人公は市役所の公務員です。
また、ディスクレシア(文章が理解できない)障害を持っています。もう一つ、人の気持ちが理解できない、アスペルガー症候群(コミュニケーション障害)でもあります。
そんな男が小説家を目指します。
でも、たったこれだけ書くのにカラマーゾフの兄弟を読み返すのは効率が悪すぎでした。ドストエフスキーは久しぶりに読んだのですが、若い頃よりも面白かったです。
昔は、「くどい」と感じたところも、今は「なるほど」と感じました。不思議なものですね。漱石や鴎外なんかは、今も昔も変わらぬ面白さです。
今度は、再び「悪霊」を読んでみたい。
脱稿しました! 『技術士試験:合格者たちの勉強法』
京都の学芸社さんには、「25日には送ります」と約束でした。
本の原稿が完成です。
タイトルは多分
『技術士試験:合格者たちの勉強法』か 『技術士二次試験:合格者たちの勉強法』
どちらかだと思います。
まあ、本は、出版社に原稿が渡ってから色々変更になることもあります。
前回の『エンジニアの成長戦略』は、原稿を渡してから目次の入れ替えがあって、結構大変でした。今回は、どうなるでしょう。
『技術士試験:合格者たちの勉強法』
This is the true joy in life, the being used for a purpose recognized by yourself as a mighty one.
人生における真の喜びは、偉大だと思える目的のために生きることである。
(この上は、扉に入れる言葉です、バーナード・ショー良いですよね)
【目 次】
はじめに
平成31年度技術士試験の内容が5年ぶりに変更されることになった。とはいっても、元々技術士試験そのものは産業界からの要請に合わせ、数年(5~6年)毎に試験内容を変更しているので、この変更自体は特別なことではない。むしろその時代に合った技術士の能力を良く考えた上で試験の内容を吟味しているといえる。また日本以外の諸外国においては日本の技術士に相当する資格はあるものの、その難易度は国ごとに異なっている現状がある。近年のグローバル化の波も影響し、今後は技術士も世界標準を目指すことが予想されるであろう。日本における技術士資格は文部科学省が管理しているが、その文部科学省が発表した資料にはこんな一文があるので、少し長いがご紹介したい。
2014 年 9 月
国際委員会 IEA 対応 WG
「技術士に求められる資質能力」(以下、「技術士 PC」という。)は、2014 年 3 月に、文科省技術士分科会により表 1 に示すとおり制定された。その基本的な考え方は以下のとおりである。
(1) 技術士 PC は、技術士試験並びに APEC エンジニア及び IPEA 国際エンジニアの国際資格登録のための審査基準、並びに技術士の継続研鑚の達成基準として用いられる。
(2) 技術士 PC は、IEA の「専門職としての知識・能力(エンジニア)」(以下、「IEA PC」という。)に整合する(表 2 参照)とともに、日本における技術士試験並びに APEC エンジニア及び IPEA 国際エンジニア資格審査の実状に適応する編成と記述内容とされている。
(3) 技術士 PC は、上記(2)に適うように、その項目は、知識、問題解決、スキル(問題解決以外)、行動原則(倫理)の類別順に整序し編成されている。
(文部科学省ホームページより引用)
これによると、技術士に必要な資質能力とはAPEC エンジニア及び IPEA 国際エンジニアの能力と合わせるというものである。ただし実際の合格率や試験内容はかなり異なることから、どこまで揃えるつもりなのかは不明である。
今後、技術士試験で試される能力も国際化の波に揉まれることが予想される中、海外の資格と足並みを揃えるようになる可能性は多いにあり得ると筆者は考えている。さらに5~6年後は部門全体の見直しなども考えられている様子から、これから技術士受験を目指す人は時々文部科学省の「技術士分科会の」ページを見て最新動向を確認してほしい。
今回、本書は平成31年度の技術士試験の内容に対応して執筆したが、試験問題の予想を掲載している訳ではない(ただし想定問題は用意している)。皆さんもご存知の通り、試験内容が事前に漏れるようなことはないため、「試験問題はこんな問題になる」などといった本が出ることはない。また大手の技術士試験対策講座においても、午前中の必須論文問題には対応できていないのが現状である。
そこでどうするか。本書では現在公開されている情報を元に、筆者が試験内容を推測し作成を試みた。技術士試験とはその内容は変われども、骨子となっている「新たな問題に対する応用能力」と「課題解決能力」を試す試験である。つまり、それらの能力を鍛えることで、試験には十分合格できるのである。
繰り返しにはなるが、本書は「技術士試験に受かるための対策本」である。当時、企画を持ち込んだ学芸社の担当である井口さんは二つ返事で了解してくれた。
我々の共通した思いは一つ、「受験者に役立つ本を作る」という信念である。学芸社ではすでに「合格者たちの勉強法:一級建築士受験-教育的ウラ指導」という本が出版されているため、本書はその本の“姉妹本”という位置づけで、というありがたいお話を頂いた。そのような経緯で、本書のタイトルは自動的に決まっている。
筆者も書くからには、技術士試験の神髄を凝縮した、今までにない本にしたいと考えている。まず従来97つあった選択科目が、31年度の試験から69科目に統合されたことから、試験の内容は大幅に変わることが予想される。択一試験がなくなるからである。
元々、技術士試験は暗記に頼る要素の少ない試験ではあるが、さらに択一試験がなくなることで、今後は暗記で乗り切ることができなくなってくる(総合技術監理は別)。
現段階での31年度の試験内容の筆者の予想としては、平成19年~24年時と似た形式の内容になるのではと考えているため、その証拠も示していきたい。
本書では、試験に受かる実力をつけるための例題や過去問題の解答例も用意し、暗記で乗り切ることができない対策をいかに自学で行うかに注力し、その思考方法をどのように鍛え、「A」評価を取るのかについて徹底的に解説している。
また、筆者は対策講座の現役講師として受講者の解答を日常的によく見ているため、試験で陥りがちな盲点についても熟知しているつもりである。講座の中でも時々見受けられる、問題文の趣旨を無視した解答については当然ながら「B」評価にもならず「C」である。しかし、元々技術には唯一絶対の正解はない。実は、技術士試験では技術的方法論で合否を決められることはほとんどないのである。稀に「いくらなんでもそれはないだろう」と言いたくなる解決方法を書く人もいるが、それ以外はあまり重視されない。むしろ重要なのは、解答の論理的整合性や、読みやすくわかりやすい書き方ができるかにかかっている。
つまり技術士試験では、論理的であり、わかりやすい文章であるかどうかが評価の対象となる。さらに長文問題も出題されるため、文章の読解能力の有無も試される。もちろん日々対策を取っている人であれば、普段なら問題をしっかり読み理解できると思われるが、本番の試験には焦りやストレスといった魔物もいる。時間の制限がある中、緊張感も手伝いとんでもない勘違いをしてしまうことも大いにあり得る。そこで、本書ではそうした場合の対処方法についても説明しているので、じっくり読んで頂ければ技術士試験に受かる実力は十分に養える。
最後に、もう一度誤解のないように言わせて頂きたいのは、「この本があれば確実に合格できる」いうことではないため、合格を勝ち取りたいのであれば、あくまでも努力が最重要であることである。ただし試験対策の方法や正しい努力の仕方については本書で伝えるべきだと考えている。また試験内容も数年毎に変化し、その都度時代のニーズに合わせて求められる能力も変わるため、その時は本書も改訂していくつもりである。量版の度ごとに訂正を加えていくことは西洋の学者たちにとっては常識である一方、日本ではあまり実行されていないが、自ら書いた本には最後まで責任を持ちたいし、それが筆者の使命でもある。
筆者がこの5年間で300名以上の受講志望者にアドバイスを行ってきた一つの集大成にもなっている拙著が、多くの技術士試験突破を願う人の手に取って頂けることを願う。
合同会社ワークシフト始動 激動の時代をワクワクして生きる。(後編)
年末にスタートした会社
前回、混迷を極める今の時代と、その時代に現れた一冊の名著『ワークシフト』について説明しました。
ここからは、その名著から今の時代を生きていくことの意味を探ります。
そして、私が「合同会社ワークシフト」を起こしたその意味にも、しっかり触れていきます。
それはリンダ・グラットンのくれた地図
リンダ・グラットンの名著『ワークシフト』はただの未来予測本ではありません。
それは、普通の未来予測本ほど適当でもあやふやでも、的外れでもないという意味でもありますが、同時に、この本には、そんな時代をどう生きるのかについて書いてあるという点で、ただの未来予測本ではないのです。
だからこそ、この名著をもって、時代の地図と言い切ることができるのです。
広大で不毛の荒野を旅するとき、地図は命をつなぐ最も大切なアイテムです。
地図もなく荒野を旅する旅人たちは、無為な時間を過ごし、無駄な体力を消費し、ただあてもなく彷徨って、一部の運だけが良い旅人をのぞいて、荒野の白骨へと変わるでしょう。
そう、地図とは、不毛の荒野を前になくては命にかかわるものです。
しかし同時に、地図にはこんな力もあります。
そう、それは。
不毛の荒野を広大なフロンティアに変える力です。
ワークシフトを手に、私たちは今フロンティアにいる。
激動の時代のただなかにある社会を広大なフロンティアに変える力を持つ『ワークシフト』という地図。
それがどれほど正確でどれほど有効な地図であるかを知るには、ざんねんながら、その内容を読んでみるしか方法はありません。
当たり前のことですが、それが唯一の道です。
ですから、ぜひ、みなさん自身で読んでみてください、そして地図を手に入れてください。
その瞬間から、きっとこの世界は違って見えてきます。
そう、先の見えない社会が広大なフロンティアに変わったその瞬間。
これまでに感じていた不安感は、限りない可能性を感じる期待感に。
そして、常識の通じない社会への恐れは、常識を超えて自由に進んでいける希望へと変わるのです。
どうです?ワクワクしてきませんか?
常識的に考えてそんなの無理。そうやってあなたの夢への道をふさいでいた常識は、もはやなくなっているのです。
普通はそんなこと出来ない。そうやってあなたのよりよい生活を覆い隠していた普通は、もう存在しないのです。
なぜならあなたの手には『ワークシフト』という地図があるのだから。
ワクワクしないなんて、もったいないですよね。
あなたのワクワクを現実に変える会社、それが「合同会社ワークシフト」
そんな時代の中、私が起こした「合同会社ワークシフト」
その社名がリンダ・グラットンの名著『ワークシフト』に基づくものであることはお察しの通りです。
そう、私も、この時代の地図を手に入れ感銘を受けた一人なのです。
そしてその時、私はこうも思いました。
「この地図を手にした人たちのワクワクを、現実に変えるお手伝いがしたい」と。
わたしは、これまで、一人の会社員として、そして個人事業主として、起業家として、コンサルタントとして。
多くの経験と知識、そしてスキルを手にしてきました。
と、同時に、どうすれば心の中に沸き立つ希望や夢を形にする事ができるのか、そこに何が必要で、どうすれば失敗の可能性を少なくしていけるのかを身をもって知ることができました。
そう私は知っているのです、地図を手に入れた人のワクワクを現実まで連れていくその道を。
その地図のどこに宝があって、そしてそこまで行くにはどの道をどう通っていけばより安全で効率的なのかを。
わたしは知っています。
そして、それを皆様にお伝えするために作ったのが、この「合同会社ワークシフト」なのです。
詳しくはこちらをご覧ください。
そして、この広大なフロンティアを。
その地図を手に。
そのワクワクを胸に。
切り開いてみませんか?